坂戸山
坂戸城跡は、戦国時代は上田長尾家の居城。のちに直江山城守兼続となる樋口与六兼続は、永禄三年(1560)、魚沼郡の政治経済の中心であった坂戸城下で生まれました。
当時の城主は長尾政景で、謙信の姉、仙桃院と政景とのあいだに生まれたのが景勝でした。
景勝と兼続は深い信頼関係を築き、ともに激動の時代を生きていくことになります。
新潟県でも屈指の、坂戸山を中心に山麓一帯を含む中世の山城です。
山頂には実城、山麓には平時の住居跡、他には曲輪、石垣、土塁、堀切などの遺構が残っており、国の指定史跡となっています。
また、春になるとカタクリの花の大群生を楽しめます。
坂戸山は市内4ヶ所のカタクリ群生地の中で一番人気のスポット。
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標高634mの山麓~山頂まで群生地が点在し、イチゲ、エンゴサク、イワカガミ、ショウジョウバカマ、イカリソウなども同じ頃に見ることが出来ます。
山麓の坂戸城跡周辺から山頂~大城・小城まで続くトレッキングコースで春の山野草を満喫できます。
山頂からは上越国境の山々や魚沼盆地を一望でき、戦国時代、不落のな山城の様子が曲輪・土塁・空堀などの遺構から偲ばれる名所でもあります。
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