文化芸術による復興推進コンソーシアム
平成26年4月1日、文化芸術による復興推進コンソーシアムの東京事務所長に就任。
中越大震災当時の復興祈願コンサートや震災フェニック事業の経験を活かしながら、東日本大震災の被災者に寄り添った文化芸術による復興推進等の取り組みを記載しています。
文化芸術による復興推進コンソーシアムは文化庁からの委託事業です。
2011年3月11日、東北太平洋地域を中心に広く突然襲った大震災は、多くの人々から大切な人、家や財産、ふるさとの美しい姿や地域のコミュニティを一瞬にして奪っていきました。それまでの平和な日常生活は一変し、今なお、被災された方々の心や生活は、体験した者にしかわからない苦悩も数多くあります。
そうした被災者の心に寄り添い勇気づけようと、震災直後からこれまで音楽やアートに携わる国内外の多くの人々から、様々な形で被災地へ向けて支援の手が差し伸べられてきました。
このような中、「文化芸術による復興推進コンソーシアム」は、被災地の復興・再生の状況や被災地の求めが何かを把握し、全国各地の文化芸と術に携わる様々な立場や分野の違う個人・団体と共に緩やかに連携していく組織として、2012年5月に設立しました。
これまでは「つどう」「つなぐ」「つたえる」「しらべる」「つづける」をキーワードとして、被災地の復興状況のヒアリング調査や情報ネットワークの構築、シンポジウムやネットワーク会議等を通じた情報交換の場づくり、東北センターを設置し、被災地における文化芸術による復興推進に資する効果的な活動を、積極的に促進する等、コンソーシアムの目的に資する活動を続けてきました。
被災地の復興に関するニーズは時間と共に変化し、また地域によっても異なります。今後も寄り添い続けていくために様々な切り口を加味しながら、賛同登録を頂いている皆様と共に文化芸術による復興に向けて推進して参りたいと思っています。
情報を通じた連携やご要望等、皆様からのご協力を是非ともお願いし、地域の個別のチャレンジを全国の一体感の醸成に繋げていく所存です。
こころの復興に向けて大切な「つづける“わ”」を皆様と一緒に、これからも広げていきましょう。
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