文化芸術による復興推進コンソーシアム 桜井俊幸
平成26年4月1日、文化芸術による復興推進コンソーシアムの東京事務所長に就任。
中越大震災当時の復興祈願コンサートや震災フェニック事業の経験を活かしながら、東日本大震災の被災者に寄り添った文化芸術による復興推進等の取り組みを記載しています。
文化芸術による復興推進コンソーシアムは文化庁からの委託事業です。
2011年3月11日、東北太平洋地域を中心に広く突然襲った大震災は、多くの人々から大切な人、家や財産、ふるさとの美しい姿や地域のコミュニティを一瞬にして奪っていきました。それまでの平和な日常生活は一変し、今なお、被災された方々の心や生活は、体験した者にしかわからない苦悩も数多くあります。
そうした被災者の心に寄り添い勇気づけようと、震災直後からこれまで音楽やアートに携わる国内外の多くの人々から、様々な形で被災地へ向けて支援の手が差し伸べられてきました。
このような中、「文化芸術による復興推進コンソーシアム」は、被災地の復興・再生の状況や被災地の求めが何かを把握し、全国各地の文化と芸術に携わる様々な立場や分野の違う個人・団体と共に緩やかに連携していく組織として、2012年5月に設立しました。
これまでは「つどう」「つなぐ」「つたえる」「しらべる」「つづける」をキーワードとして、被災地の復興状況のヒアリング調査や情報ネットワークの構築、シンポジウムやネットワーク会議等を通じた情報交換の場づくり、東北センターを設置し、被災地における文化芸術による復興推進に資する効果的な活動を、積極的に促進する等、コンソーシアムの目的に資する活動を続けてきました。
被災地の復興に関するニーズは時間と共に変化し、また地域によっても異なります。今後も寄り添い続けていくために様々な切り口を加味しながら、賛同登録を頂いている皆様と共に文化芸術による復興に向けて推進して参りたいと思っています。
情報を通じた連携やご要望等、皆様からのご協力を是非ともお願いし、地域の個別のチャレンジを全国の一体感の醸成に繋げていく所存です。
こころの復興に向けて大切な「つづける“わ”」を皆様と一緒に、これからも広げていきましょう。
プロジェクト創出事業の推進
プロジェクトとは、具体的な仕組みまたは事業を創出してモデル事例としていくこと。その中で支援受援の要素や仕組み等について、大震災からの復興、ひいては将来の災害時への備えとしていきます。民俗・子ども・文化施設連携をテーマとして実施しています。
目的・活動
(1)人的・組織的ネットワークの形成に関すること。
(2)被災地における復興推進活動に関する情報収集及び調査・研究に関すること。
(3)復興推進活動情報サイトの運営等情報発信に関すること。
(4)その他前条の目的に資する活動。
「文化芸術による復興推進コンソーシアム」のロゴは、人々の結束、やさしさ、生きる力をテーマにデザインされています。復興推進の活動の芽が一つ一つ結実することを祈り、大地に咲いた花をシンボルマークとしました。
このマークは文化芸術による復興推進コンソーシアムの催す行事や共催、後援等の各種支援による公演、イベント等のパンフレットやポスター等に使用してください。なお、使用にあたっては、「文化芸術による復興推進コンソーシアム ロゴの使用について」を熟読し、遵守してください。
平成23年度
2月09日
「文化芸術による復興推進コンソーシアム
設立準備委員会」が発足
3月13日
設立記者会見及びシンポジウムを開催
(於:東京国立博物館)
3月31日
平成23年度調査研究報告書発行
平成24年度3月13日
文化芸術による復興推進コンソーシアム設立シンポジウム
東京国立博物館平成館大講堂で「文化芸術による復興推進コンソーシアム」設立シンポジウム“文化芸術を復興の力に”がほぼ満席の参加者を得て開催されました。
冒頭でコンソーシアム設立準備事務局から設立報告があり、民謡相馬流れ山・新相馬節が唄原田直之、三味線原田壽恵、尺八米谷和修、お囃子山中明美の皆さんの演奏の後、シンポジウム「文化芸術を復興の力に」が行われました。
5月30日
文化芸術による復興推進コンソーシアムが正式に発足
8月15日
公式ウェブサイトがオープン
10月~2月
文化芸術による復興推進員連絡会議(計8回)
11月~1月
調査研究会(計3回)
3月15日
平成24年度シンポジウムを開催
(於:国立美術館)
3月31日
平成24年度調査研究報告書発行
平成25年度
国会予算採択が遅れ事業は7月スタート
7月1日
東北事務所設置
8月
復興推進活動アンケート調査実施
8月~9月
マッチングに向けた支援団体に対する情報収集
10月18日
支援・受援ネットワーク会議を開催
(於:群馬市民センター)
10月より
メールマガジンの定期化
1月16日
FaceBookの運用開始
1月29日
郷土芸能プロジェクト検討会を開催
(於:仙台市市民活動サポートセンター)
1月30日
文化施設連携会議を開催
(於:岩手県民会館)
3月31日
平成25年度 事業実施報告書発行
平成26年度
4月1日
東北事務所を東北センターとして強化
プロおジェクト創出事業スタート
運営委員会(3 回実施)
4月10日
平成 25 年度事業報告書発行(3 月)
4 月 18日
復興庁 「『新しい東北』の創造に向けて」提言公表。復興庁と文化芸術による復興推進コンソーシアムとの連携へ。
長島復興副大臣へ協力のお願い。人材紹介や貴重なアドバイスを頂戴しました。
5月〜
「民俗芸能を継承するふくしまの会」設立支援 (それに伴う打合せ年 23 回)
震災後、国、県、民間団体の支援により復活を遂げた民俗芸能もありますが、いまだ連絡のとれない団体や支援があるという情報すら入手していない関係団体も多く、各民俗芸能保護団体と関係機関の情報伝達や事業を円滑に実施するためのあらたな団体設立が求められました。
そのなかで文化庁等が中心となり2012年に設立された「文化芸術による復興推進コンソーシアム」(2015年まで)と民俗芸能学会福島調査団等は、「地域のたから」民俗芸能復興支援を共通の目標に、2014年12月「特定非営利活動法人民俗芸能を継承するふくしまの会」の設立を決め、2015年5月正式に発足をしました。
当会は、福島県において長年にわたり地域のコミュニティの核として受け継がれてきた民俗芸能等の文化の価値を広く認識していただくために、そして「地域のたから」が後世に継承されていくよう様々な課題に向き合い、地域の民俗芸能に関する調査および関係団体等への支援、広報等に尽力して参ります。
6月〜
森のはこ舟アートプロジェクト・ノアのはこ船等
「森のはこ舟」とは何か。
森が「はこ舟」なのか、森にある「はこ舟」なのか、森を運ぶ「はこ舟」なのか。
プロジェクトスタート当初は議論になった。
私は、森がこの世界を救う「はこ舟」なのだと思っているが、森そのものが「はこ舟」でも、森で行なわれるいくつものプロジェクトが「はこ舟」でも、森を未来の世代に継承するたうめの仕組としての「はこ舟」でも構わない。
そのいずれもを含み込んだのが「森のはこ舟」アートプロジェクトなのだと考えている。日本語はとても含みのある柔らかい言葉なのだとあらためて思う。
7 月 23 日
「新しい東北」官民連携推進協議会「先導モデル」スタート)
8月16.17日
三陸国際芸術祭 被災地イベントへの協力
8月16日(土)から24日(日)にかけて、三陸の沿岸部各所を会場に開催された『三陸国際芸術祭2014』に行ってきました。
三陸国際芸術祭は、郷土芸能の宝庫である東北沿岸部・三陸地域の魅力を、日本全国そして世界に発信し、芸術文化による国際交流の柱として、郷土芸能を位置づけ、三陸地域沿岸部(東日本大震災/津波の甚大な被害があった地域)の野外で開催し、国内外の人々が震災を考え続けるきっかけになることを目的とした芸術祭です。
海外、特に東アジアを中心に芸能を招聘し、東北地方の芸能と海外の芸能が交流し、また互いに刺激し合う場とすると同時に、東北の郷土芸能の団体同士、および地域間の交流が生まれる場を創出します。
主催のNPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)がこれまで行ってきたプロジェクト『習いに行くぜ!東北へ!!』をフェスティバルの開催と並行して行い、全国および海外から東北の芸能や文化を体験する機会を設け、後継者や新たな観光、雇用が生まれることを目指し、将来、郷土芸能の魅力に多くの人が触れ、そこから新しい芸術や文化が生まれることを目指しています。
10月3日
福島県庁、福島県文化センターにて福島県文化振興課と渡辺エグゼクティブコーディネーター(元文化庁)と打ち合せ
8月〜
子どもアンケート送付
10月4日、5日
福島市「地域のたから」伝統芸能承継事業 『ふるさとの祭り2014』支援とヒヤリング
11月124-日
三陸国際芸術祭の報告会の取材
郷土芸能を通じた国際交流セミナー参加
11月19日
福島県知事より親書
12月1日〜
平成26年度事業報告書の策定準備
平成27年3月5日
南相馬市で文化庁の「ソーシャル・インクルージョン・イン・福島」事業のワークショップ
南相馬市のゆめハットで開催されました文化庁事業・社会包摂型若手オペラ等人材育成「歌によるソーシャル・インクルージョン・イン・福島」のワークショップに、文化芸術による復興推進コンソーシアムは制作協力と事業映像制作マネジメントを兼ねて同行しました。
この日のワークショップは3月10日のコンサートに向けて、共演する藤原歌劇団と原町女声合唱団による合同練習です。
3月10日
「歌によるソーシャル・インクルージョン・イン・福島」 を開催
文化庁の社会包摂型若手オペラ等人材育成事業「歌によるソーシャル・インクルージョン・イン・福島・東京二期会×藤原歌劇団による夢の共演コンサート」福島県南相馬市「さくらホール.南相馬市鹿島生涯学習センター」での開催でした。
本コンサートは、日本を代表するオペラ団体、東京二期会と藤原歌劇団の共演(奇跡的なプログラム)が実現します。
また、地元南相馬からMJCアンサンブルと原町女声合唱団の特別共演が叶いました。
先立って出演アーティストたちによる歌唱指導(ワークショップ)や合同練習も実施しています。
一流アーティストと地元合唱団、そして被災者の皆さんが出会い、共に歌い、共に感動した夢の共演コンサートでした。
http://bgfsc.jp/event/event-data/3173
3月20日
三陸国際芸術祭(サンヘェス)の報告会
パネラー(アドバイザー)として登壇。
3月31日
情報収集 / 発信強化。Facebook の「いいね!」 2,070 件に
福島県中堀知事から(文化芸術による復興推進コンソーシアムへ)親書を頂戴しました。
5月30日
新しい東北ミーティングin神戸
加川広重 巨大絵画が繋ぐ東北と神戸2015
デザイン・クリエイティブセンター神戸KIITO(神戸市中央区)にて開催された『加川広重 巨大絵画が繋ぐ東北と神戸2015』を訪れましうた。
この催しは、東日本大震災で被災した仙台市在住の画家・加川広重さんが描いた巨大絵画を、同じ被災地である東北と神戸で展示することにより、神戸市民をはじめ、震災を体験した人々がまざまざと当時の記憶を呼び起こすというものです。
この作品に出会うことで、より多くの人々が、今、被災地で困難な状況にある人たちへの思いを真剣に共有できる場を創り出すことを目的として開催されました。
27年度
4月15日
「歌によるソーシャル・インクルージョン・イン・福島」 事業の映像企画と DVD 制作
4月20日
平成 26 年度事業実施報告書発行(3 月)
5月5
特定非営利活動法人「民族芸能を継承する福島の会設。
5月27日
石巻市役所(前丸光デパートを改装)にて
コンソーシアム・プロジェクト創出事業の打ち合わせ
6月〜
コンソーシアム設立の呼びかけ人(コシノジュンコ・紺野美紗子・原田直之)と今後のあり方についてヒヤリング
7.月22日(第2回10月31日・第3回2月26日)
第一回運営委員会を開催 今後のあり方の検討をスタート
7月25日
レポート 「新しい東北」交流会 in 遠野
第2回、復興庁「新しい東北」ミーティング in 東京に続いて「新しい東北」交流会 in 遠野に参加しました。参加団体75団体、参加者130人が参集しました。
東日本大震災の後方支援地区として活動した岩手県遠野市で開催されました。このたびは、『コミュニティの形成』をテーマとして、阪神・淡路大震災や新潟中越地震の被災地でコミュニティ形成に取り組んできた方々から被災地が抱える課題等が紹介されました。
特別企画については、コンソーシアムからの提案が実現しました。「郷土芸能・祭りを通じたコミュニティ形成」を演題とし、被災地での郷土芸能・祭りからの地域コミュニティづくりが紹介されました。
展示エリアでは16ヶ所のブースが設置され、コミュニティの形成に向けての活動を紹介していました。文化芸術による復興推進コンソーシアムも被災地での文化芸術を通じた復興活動を紹介し、特別企画の効果もあり、文化芸術活動にも興味を示してくれました。
8月11日
石巻11アートイベント2015 「被災野に大きな花アート」支援と取材
東日本大震災から4年5ヶ月となる8月11日(火)、子どもたちが花を描く「石巻11アートイベント2015 ”被災野に大きな花アート”」」が石巻の旧門脇小体育館と中瀬公園で開催されました。
総勢約300人の参加者は、東日本大震災の犠牲者の鎮魂と早期復興を祈願して、未来に向かって、大きなキャンバスに思い思いの大きな花の絵を描きました。
イベントはコンソーシアムが紹介した復興庁の『心の復興』事業に採択され、日本製紙(株)の共催を得て、花とアートで再生復興プロジェクト委員会が主催し、産学官民が連携して実施しました。子どもたちは、心と体と技を使って、自由に伸びやかに花を咲かせました。
8月16日
三陸国際芸術祭「第41回三陸港まつり」支援と取材
9月21日
三陸国際芸術祭2015メインプログラム「人と自然の生命を祝う―リズムと仮面が繋ぐアジア」支援と取材
9月25日
NPO法人民族芸能を継承するふくしまの会主催『地域の宝』民族芸能復興サポート事業地区説明会(相馬市中央公民館)
10月31日
ふるさとの祭り 2015 in 南相馬
昨年につづき、福島県の『ふるさとの祭り 2015 in 南相馬』(ふくしまからはじめよう。「地域のたから」伝統芸能継承事業)を取材しました。今年は地元のJAまつりと同時に開催され、JAならではの「食のイベント」から相乗効果が生まれ、賑わいを創出していました。
時代を超え、震災を乗り越え、福島の人と地域を繋いできた伝統芸能団体が一堂に会しました。震災被害により継承の危機に直面しながらも復活を果たした団体など各地域から20団体が日頃の稽古の成果を披露しました。また、山形県から花笠踊りも参加し、南相馬から福島県の元気を発信していました。
震災から4年8ヶ月、大切な地域の宝物を失った民俗芸能団体の皆さんが、大きな苦しみを乗り越えようと地域の祭りや伝統芸能活動で頑張っている姿に胸が熱くなりました。
地域の祭りや民俗芸能活動が地域コミュニティ形成づくりの根底なっており、ふるさとの祭りでの発表を目標に稽古や継承活動が実践されていることを踏まえ、「民俗芸能を継承するふくしまの会」が主体となって発表する場づくりが必要だと感じました。
今年度「民俗芸能を継承するふくしまの会」が発足し、お昼休みに「伝統芸能代表者交流会」を開催するなど、活動の幅が広がり、伝統芸能団体の活動や課題などを共有する会議となりました。
11月12日〜12月5日
【写真展 音楽の力-復興コンサート500回の記録-】
<日時>2015年11月12日(木)~12月3日(木) 午前9時~午後10時
<会場>日立システムズホール仙台 1階エントランスホール/3階ギャラリー
<撮影時期>2011年3月~2015年9月
<ボランティアカメラマン>佐々木隆二 大峡勝一 永井秀男 進藤弘融
<主催>公益財団法人 音楽の力による復興センター・東北
日立システムズホール仙台(公益財団法人 仙台市市民文化事業団)
12月20日、福島県三島町で開催された「地芝居をつくろう」平田オリザ演劇プロジェクト協力
地芝居をつくろう・Ⅰ「平田オリザ演劇プロジェクト」
青年団『銀河鉄道の夜』上演会
原作:宮沢賢治 作・演出:平田オリザ
出演:菊池佳南 富田真喜 小瀧万梨子 中村真生 高橋智子
会場:三島町交流センター山びこ
日時:2014年12月20日(土)13:00から14:00
この『銀河鉄道の夜』は、三年前、フランスの子どもたちのために作られた作品で、一昨年から日本語版を制作し、東日本大震災の被災地をはじめ全国を巡回しています。『銀河鉄道の夜』は、様々な読み方ができる作品ですが、この舞台はもともとフランスの子どもたちにも分かりやすい内容、上演形式となっておりました。
平田オリザさんによる「演劇ワークショップ」
三島町小・中学校の生徒を対象とした演劇ワークショップ
参加生徒数50名(小学5年生~中学3年生・男女学年混同6~7人)8版編成
後半は、平田オリザさんの演劇ワークショップ。参加生徒は、小学5年生から中学3年生の50名(男女学年混合で~7人・8班)で、教育委員会、学校長、先生、家族が見守る中、実施されました。
(詳細はこちら) http://bgfsc.jp/report/report-data/2924
1月〜
文化芸術による復興推進コンソーシアム5年間の記録と今後に向けての準備始める
2月10日
東北センタープロジェクト創出事業は「文化施設の連携」の分野で石巻市教育委員会複合文化施設開設準備室への支援
1月19日
文化庁 平成27年度次代文化を創造する新進芸術育成事業へ協力
「大衆芸能実演家(落語・太神楽曲芸)育成のための被災地公演の初日です。(3月末まで福島県の被災地で18公演)
いわき市泉町下神白団地(復興住宅)の皆様へ落語を通して、楽しみ、笑いと元気を届け心の復興推進を実施
2月11日
文化芸術による復興推進コンソーシアムの企画運営協力による、「新しい東北」交流会 in 仙台/パネルディスカッション『文化芸術による復興創生へ~復興から創生へ向けての新たな挑戦~』が、2月11日(木・祝)に仙台サンプラザホテル2階青葉で開催。
東日本大震災の発災から間もなく5年を迎える中で、被災地域では自らの手で復興から創生へ向けた「新たな挑戦」が始まっています。文化芸術を活用した復興支援の活動を振り返るとともに、文化芸術が今後の復興に果たす役割や文化芸術からの地方創生について、一緒に考えます。
本企画は『「新しい東北」交流会 in 仙台』の中で開催されました。
◆パネルディスカッション
『文化芸術による復興創生へ~復興から創生へ向けての新たな挑戦~』
文化芸術を活用した復興支援の活動を振り返るとともに、文化芸術が今後の復興に果たす役割や、
文化芸術からの地方創生について、一緒に考えます。
【登壇者】
パネリスト:川延 安直(森のはこ舟アートプロジェクト実行委員会)
佐久間 智子(花とアートで再生復興プロジェクト委員会)
佐東 範一(三陸国際芸術祭/NPO法人JCDN)
コメンテーター:本杉 省三(文化芸術による復興推進コンソーシアム/運営委員長)
進行役:桜井 俊幸(文化芸術による復興推進コンソーシアム/東京事務所長)
【内容】
・登壇者の活動紹介を通じて、文化芸術がどのように復興に活かされているかを知る。
・文化芸術による活動を振り返ることにより、成果や課題を共有する。
・今後に向けた文化芸術による新たな挑戦を参考にする。
・会場からの質疑応答
3月末
文化芸術による復興推進コンソーシアム5年間の記録と今後に向けてを策定
平成28年6月
(公社)全国公立文化施設協会総会研修会 文化芸術による復興推進コンソーシアム紹介記録から
https://ameblo.jp/sxnhy/image-12607214556-14781324522.html
新型コロナウイルス
新型コロナウイルスは中国の武漢市を中心に感染が拡大し、日本でも感染者が広がり、生活や社会経済に甚大被害を受けました。
文化芸術においても芸術家や文化芸術団体、舞台技術者、運営スタッフは活動中止が余儀なくされこれまでに類をみない継続困難な事態になりました。
メディアは感染者数や感染者の状況、政府対応について、毎時間のようにニュースを更新されています。
文化芸術による復興推進コンソーシアムは微力ながらFacebookから文化芸術の現況を掲載しています。よろしくお願いします。
新型コロナウイルス感染と政府対策の流れー
1月6日
中国 武漢で原因不明の肺炎 厚労省が注意喚起
1月14日
WHO 新型コロナウイルスを確認
1月16日
日本国内で初めて感染確認 武漢に渡航した中国籍の男性
1月30日
WHO「国際的な緊急事態」を宣言
2月3日
乗客の感染が確認されたクルーズ船 横浜港に入港
2月13日
国内で初めて感染者死亡 神奈川県に住む80代女性
2月27日
安倍首相 全国すべての小中高校に臨時休校要請の考え公表
3月9日
専門家会議「3条件重なり避けて」と呼びかけ
3月24日
東京五輪・パラリンピック 1年程度延期に
3月29日
志村けんさん死去 新型コロナウイルスによる肺炎で
4月7日
7都府県に緊急事態宣言 「人の接触 最低7割極力8割削減を
4月11日
国内の感染者 1日の人数としてはこれまでで最多の700人超
4月16日
「緊急事態宣言」全国に拡大 13都道府県は「特定警戒都道府県」に
4月18日
国内の感染者 1万人超える(クルーズ船除く)
5月4日
政府「緊急事態宣言」5月31日まで延長
5月7日
国内の感染者 1日の人数が100人下回る
5月14日
政府 緊急事態宣言 39県で解除 8都道府県は継続
5月20日
夏の全国高校野球 戦後初の中止決定
5月21日
緊急事態宣言 関西は解除 首都圏と北海道は継続
5月25日
緊急事態の解除宣言 約1か月半ぶりに全国で解除
6月2日
初の「東京アラート」 都民に警戒呼びかけ
6月8日
世界の感染者 24時間で最多の13万6000人
首都圏 緊急事態宣言解除以降鉄道利用者が急増!山手線は16%増加
6月12日
東京アラート解除 ステップ3、休業要請緩和…事実上全面解除
6月13日
国会第2次補正予算成立
6月17日
抗体検査8,000人の結果、陽性率は東京0.1%.大阪0.17%.宮城0.03%
6月22日
移動自粛緩和で帰省した人たちは歓迎の一方感染の再拡大懸念
6月25日
新型コロナ専門家会議廃止 分科会として改めて設置
6月29日
世界コロナウイルス感染1,000万人突破
3月11日
東日本大震災から9年… 死者行方不明者は1万8428人…約4万8000人が今も避難生活…鎮魂の祈り…合掌
3月12日
心の復興コンサート①
災害には文化芸術力やスポーツ力が心の復興になります。生での鑑賞が難しい日々…映像で心の復興コンサートをご覧ください…
http://bgfsc.jp/event/event-data/3173
心の復興コンサート②
コンサートは、日本を代表するオペラ団体、東京二期会と藤原歌劇団、地元合唱団のコンサート。
一流アーティストと地元合唱団、そして被災者の皆さんが出会い、共に歌い、共に感動した夢の共演コンサートです。ご覧ください…
http://bgfsc.jp/event/event-data/3173
3月26日
文化庁宮田長官メッセージ
宮田亮平文化庁長官が文化芸術に関わる全ての皆様に向けてメッセージを発表!ありがたいお言葉です。
ぜひ、早急にドイツやイギリスのように具体的な芸術家や芸術団体、関係者への補償についてもよろしくお願い申し上げます。
劇作家平田オリザさん⬇️
https://search.yahoo.co.jp/amp/s/www.asahi.com/amp/articles/ASN3L53J2N3LPTFC003.html%3Fusqp%3Dmq331AQQKAGYAbOdivesyZ6PDbABIA%253D%253D
美術手帖より⬇️
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/21535
ドイツ文化大臣はフリーランスの芸術家への無制限の支援を言明!⬇️
https://jazztokyo.org/news/post-50875/
ドイツ政府が新型コロナウイルス拡大防止のために文化イベント開催の自粛を求める声明
「文化とは、いい時だけに許される贅沢なものではないことを承知しています。私たちは今、文化イベントが新型コロナウイルス拡大防止のために開催を自粛されることで私たちにとって文化がどれだけ大切で私たちにいま足りないかを感じています。この非常時において、特に小さい企画であったり、またフリーランスの芸術家達を強く支援をしていく必要があると感じでいます。私たちは文化的なこと、創造していくチカラ、そして人を繋げるメディアとしての文化活動を私たちは見捨てたりしません」
ドイツ政府の声明より抜粋
https://bit.ly/2IJNktY
4月3日
(公社)全国公立文化施設協会より
新型コロナウイルス感染症対策に関する総務省への要請及び総務省からの指定管理者制度の運用に関する事務連絡について
総務省に対し要請書⬇️
https://www.zenkoubun.jp/info/2020/pdf/0331covid_19.pdf
総務省の対応⬇️
https://www.zenkoubun.jp/info/2020/pdf/0331contact.pdf
4月4日
(公社)日本芸能実演家団体協議会(芸団協)より
芸団協では、新型コロナウイルス感染拡大防止による文化芸術活動への影響について状況把握に努めるとともに、政府に対する要望書の提出のほか、文化芸術振興議員連盟を通じて支援を求める働きかけをしています。
芸団協要望書⬇️
https://www.geidankyo.or.jp/news/detail20200316.html
https://www.geidankyo.or.jp/news/detail20200401.html
新型コロナウイルス感染症対策本部の皆様。
このたび延期となった東京五輪はスポーツの祭典であるとともに文化の祭典でもあります。日本の文化芸術の価値を世界へ発信する最大の好機です。
それを実現するためには、新型コロナウイルス感染で疲弊している文化芸術を守らなければなりません。
ドイツやイギリス、アメリカ等のように芸術家や芸術団体、関係者を救う財政支援を早急にお願いいたします。
4月7日
文化芸術の支援要望掲載が1,900人を超える皆様からご覧いただきありがとうございます。
文化庁のホームページから支援回答がありましたが文化庁からの直接支援についてはまだのようです。
文化庁の回答⬇️
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/sonota_oshirase/2020020601.html
東日本大震災では文化庁から直接支援事業があり、芸術家や芸術団体、関係者の支援をしています。
宮田文化庁長官殿、経済支援108兆円の中から文化芸術救済支援事業をよろしくお願いします。
4月16日
文化庁 緊急経済対策
新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対応について(令和2年4月13日更新)
①チケットを払い戻さず「寄附」することにより,税優遇を受けられる制度が新設されます。⬇️
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/sonota_oshirase/pdf/2020020601_05.pdf
②新型コロナウイルス感染症緊急経済対策(令和2年4月7日閣議決定)〔文化芸術関連部分の抜粋〕⬇️
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/sonota_oshirase/pdf/20200206_09.pdf
令和2年度補正予算案等における文化芸術関係者への支援 。⬇️
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/sonota_oshirase/pdf/20200206_10.pdf
美術や音楽イベントの中止・延期相次ぐ!専門家.片山泰輔教授が公的支援を指摘!
文化政策・経済学会 ⬇️
https://drive.google.com/file/d/1IjhFZMV736U8E6QuEv8MF0KK-kCoogEb/view
第二次補正予算も期待したいですね。
4月25日
文化芸術を守ろう!
劇作家平田オリザさん、NHKニュースおはよう日本、クローズアップ現代に登場!
文化芸術の衰退の危機について警鐘を鳴らし、文化を守るために寛容さを促しています。
NHKニュースおはよう日本⬇️
https://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2020/04/0422.html
平田オリザさんの活動レポート
(桜井俊幸)⬇️
http://bgfsc.jp/report/report-data/2924
文化庁から芸術家、芸術文化団体、関係スタッフを直接救う支援を願っております。
5月②日
【ステイホームシリーズ①】
寄り添う音プロジェクト
〜ベヒシュタインピアニスト
で紡ぐ心の響き〜
演奏者(演奏順)
末永 匡・梅田智也・住友郁治・ルイ・レーリンク・中島裕紀・福田ひかり・志田原朗子・鬼頭久美子・内藤 晃・新弥生
株式会社ベヒシュタイン・ジャパン⬇️
https://www.bechstein.co.jp/company/
*平成7年、私が館長就任当時に小出郷文化会館がベルリンフィルで4年間使用したベヒシュタインを株式会社ベヒシュタイン・ジャパン(当時タイヨウムジークジャパン)から購入しています。
ピアノ購入がご縁で戸塚社長様からピアノ音楽合宿の提案がありました。講師は3人候補がありましたが、若く最年少教授を取得していることとマイスターという名前が気に入り決めます。そして、文化庁の文化のまちづくり事業が採択され、ルドルフマイスターピアノ音楽合宿がスタートしています。
加藤社長のブログ⬇️
https://www.euro-piano.co.jp/%E5%B0%8F%E5%87%BA%E9%83%B7%E6%96%87%E5%8C%96%E4%BC%9A%E9%A4%A8%E5%BC%8F%E5%85%B8/
5月6日
ステイホームシリーズ1〜24 最終会
ラストはあんさ&おっさの「熱きステージ」です。
昭和56年夏結成、今年40年目を迎えることからFacebook「あんさ&おっさメモリアル」で歩みを紹介しています。
ステイホームシリーズはだいぶ私的な選択になってしまいました。m(__)m
新型コロナウイルス感染被害による自粛生活…文化芸術、スポーツ配信鑑賞で少しでもストレスを癒していただけたらと企画しました。大勢の皆さんからご覧いただきありがとうございました。m(__)m
商売や文化芸術、スポーツが閉ざされた日々…一日でも早くコロナウイルスが終息し、経営者やアーティスト、アスリートが、「熱きステージ」を展開することを願うばかりです。
5月25日
【文化からの心の復興シリーズ①】掲載中
柳家花緑のおうちで親子寄席。
心の復興は笑いから
戦後最年少の22歳で真打昇進、スピード感溢れる歯切れの良い語り口が人気の柳家花緑師匠。
魚沼市小出郷文化会館での学校招待寄席も好評でした。