東京五輪を思う
〜東京五輪を思う〜
新型変異コロナ感染が広がる中、IOCをはじめ政府、組織委員会は東京オリンピック、パラリンピックを開催するという…
国民の気持ちを尊重し、一度立ち止まってリスタートが最善の策かと思うのですが、否が応でも開催するようで困ったものです。
現在はコロナ禍の中で観客制限もしくは無観客試合で開催すると政府や専門家で議論されていますが、残念ながら東京五輪誘致でプレゼンしたコンセプトから頓挫していると思います。
もしこの世に大岡越前がいたならば、IOCと東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と菅内閣を三方一両損として来年に延期するでしょう。かって、冬季五輪と同年開催した経緯もあります。
東京五輪のコンセプトはおもてなしと東日本大震災からの復興だったはずです。
今の方針は海外から観客は入れない!と言った大会では当時のプレゼンテーションで好評を博した日本ならではのおもてなしができません。
全世界のオリンピックファンが楽しみしていた東京五輪は、スポーツで感動し、日本の文化芸術を堪能し、美しい観光地を満喫することを望んでいます。
東京五輪の内定選手には気の毒な事になりますが、オリンピック選手はスポーツマンシップを一番重視する強者たちは理解していただけると思います。
大坂なおみ選手は新型コロナウイルスの感染が東京で拡大していることについて、とても心配だと述べ、そのうえで、東京オリンピックを今夏開催すべきか確信がもてないとしています。
松山英樹選手は東京五輪の開催について複雑な心境を口にします。五輪をやれれば…という感じです。そんな状況ではないというのも分かっていると胸の内を明かしています。
安心安心が保証できないコロナ禍の中、オリンピックのコンセプト無視しした、ただ開催するだけの悲しい東京五輪にして欲しくはありません。
IOCや五輪関係者は一度立ち止まり、オリンピックの概念(スポーツ+文化芸術+観光)を鑑みる必要があると思います。
かって(公社)全国公立文化施設協会 の参与時代の2014年10月27日、文化庁の文化審議会第12期文化政策部会(第7回)が6階講堂で開催されます。
(公社)全国公立文化施設協会が審議会へのプレゼン内容はスポーツ・文化芸術・観光連携プログラムの提案でした。当時の議論を無駄にしないで欲しいものです。
緊急事態宣言延長で休業や営業時間の短縮で逆境にある飲食店主や商業.文化事業主らが苦しみを訴える中、なぜ東京五輪を開催するのか?
コロナ禍で死や感染で病いと闘っている国民の苦しみがなぜわからない?過酷の中、看護する医療従事者の気持ちがなぜわからないのか?
新潟県では長岡花火大会や新潟酒の陣、十日町雪まつり、浦佐裸押し合いまつり などを安全安心のため中止を英断してるのです。
二兎を追う者は一兎をも得ず、まずは国民の命を守るコロナ終息に専念するべきです。コロナが退散した後に東京五輪開催を考えるべきです。
来年に延期するのがベストですが、どうしても今年というならば、ワクチン接種が終了し、コロナが終息していれば?
10月10日開催(昭和オリンピックの日程)もありかもしれませんが、インド型変異ウイルスが蔓延する可能性があるため危険リスク大です。
新型コロナ禍を終息させ、本来の東京五輪・パラリンピックとしてリスタートすることが一番の最善策と思います。
コロナリスクが無いオリンピックが開催できれば、コンセプトのおもてなしと東日本大震災の復興、合わせて新型コロナからの復興を表現できます。
こうすることで国民からも理解が深まり、東京五輪効果から経済も大きく活性化が進み、三方一万両徳になることでしょう。
素晴らしかったロンドン五輪を上回るスポーツや文化芸術、観光からの世界平和の祭典を成功させ、新たな日本レガシーを創造する東京五輪大会を実現して欲しいものです。
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