東京五輪・尾身会長は今の感染状態での開催は普通はない!

東京オリンピック・パラリンピックをめぐり、政府の分科会の尾身茂会長は衆議院厚生労働委員会で、今の感染状況での開催は普通はないと指摘したうえで、開催する場合には関係者がその理由を明確に説明することが重要だという認識を示しました。

この中で尾身会長は東京オリンピック・パラリンピックをめぐって、今のパンデミックの状況で開催するのは普通はないと指摘しました。
そのうえでこういう状況の中でやるというのであれば、開催の規模をできるだけ小さくして管理の体制をできるだけ強化するのが主催する人の義務だと述べました。

また、なぜ開催するのかが明確になって初めて、市民はそれならこの特別な状況を乗り越えよう。協力しようという気になる。関係者がしっかりしたビジョンと理由を述べることが極めて重要だと述べました。
さらに国や組織委員会などがやるという最終決定をした場合に、開催に伴って国内での感染拡大に影響があるかどうかを評価し、どうすればリスクを軽減できるか何らかの形で考えを伝えるのがわれわれプロの責任だと述べました。

一方で、そうした考え方の伝え先や時期などについては政府なのか組織委員会なのか、いつ伝えるべきかはいろんな選択肢があると述べるにとどめました。

尾身会長組織委も感染最小化へ最大限の努力を

また、尾身茂会長は衆議院内閣委員会で開催する場合には組織委員会も新型コロナウイルスの感染最小化に向けて最大限努力する責任があるという認識を示しました。

この中で政府の分科会の尾身会長は仮にオリンピックをやるのであれば、国や自治体、国民に任せるだけではなく組織委員会も感染の最小化に向けて最大限の努力をするのは当然の責任だと述べました。

また、競技の中継を観戦するパブリックビューイングについて自分のひいきの選手が金メダルをとったりすれば声を上げて喜びを表すこともあるだろうし、そのあとみんなで一杯飲もうということもありえる。

感染拡大のリスクをなるべく避けることを考えればわざわざリスクを高めるようなことをやるのは、一般の市民には理解できにくいというのがわれわれ専門家の意見だと指摘しました。

コーポA&O (桜井俊幸.A&O企画)

【桜井俊幸】 魚沼市生まれ。魚沼市小出郷文化会館を18年は5ヵ月務め名誉館長。後に(公社)全国公立文化施設協会(参与)と文化芸術による復興推進コンソーシアム(東京事務所長)。全国国民文化祭総合コーデネイターなどを歴任。 【コーポA&O】 魚沼市内に5棟や駐車場を経営している。 【あんさ&おっさ】 昭和56年、桜井俊幸、治兄弟で結成したオリジナルフォークデュオです。今年8月44年目を迎える。

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