雪国の奇才〜雪中花水祝〜
34回目を迎えた雪中花水祝は新型コロナウイルスの影響から来年に延期されました。残念です。
江戸時代のベストセラー「北越雪譜(著者 鈴木牧之)にも登場する「雪中花水祝い」…
牧之は「この日は、近郷近在より人々が蟻のごとく集まり、押し合いへしあいし熱そうすること筆に尽くしがたし」と書いています。
この冬に行われる奇祭は、その年に結婚した家々を回り、新婿に花水を浴びせ掛け、夫婦和合、家栄を願い子宝を祈願する神事です。
1873(明治6)年まで続けられましたが旧習廃止で途絶えましたが、地域活性化につなげようと、堀之内町商工会青年部が中心となり、1988年に復活しました。
「水祝の儀」に先立って、往時をしのばせる装束の大名行列に見立てた一行が町中心商店街を練り歩ながら神使一行は花婿宅へ行き花水の告をして八幡神社へ向かう。
沿道には篝火がたかれ古式ゆかしいシチュエーションで盛り上がります。
メーンの八幡宮境内での「水祝の儀」は上半身裸の花婿が名前を呼ばれると一人ずつ30mの人集りの花道をかけぬけます。
花婿は大蝋燭が灯された雪の特設ステージにひざまずくと待ち構えた六人の氏子から頭上に手桶の神水が勢よく注がれます。
これは、男性の陽火に女性の陰水をかけて子をもうけるための呪事であると鈴木牧之は記しています。
昭和の終わりに、堀之内商工会青年部が中心となり、北越雪譜の記録を再現させ復活しました。
2013年2月11日、雪中花水祝に歴代最高齢で参加します。ストーリーを演出といい八幡宮の設えといい考案したプロデューサーに感服しました。流石、伝統文化薫まちです。
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衿野未矢…Facebookより
江戸時代のベストセラー「北越雪譜」にも登場する「雪中花水祝い」。真冬のさなか、神社の境内に雪で作った舞台の上で、新婚の婿さんにバシャッと水を浴びせかけるという、「見ている側にはたいへん面白い」お祭りです。私の夫が「史上最高齢の新婿」として、密着取材を受けました。
UX新潟テレビ21から取材に来てくださったディレクターは、偶然にも、立命館新潟校友会のお仲間でビックリ。さらに、花水祝の当日、立命館東京校友会のお仲間(平林さん)が、いきなり現れ、それにもビックリでした。
大晦日、テレビ朝日系のバラエティ番組「全国おもしろニュースグランプリ2013」(午後3時25分~午後5時25分)にて、今年の2月にUX新潟テレビ21のニュースとして放映された特集番組(約8分)が、再放送されることになりました。
堀之内地区に伝わる天下の奇祭、「雪中花水祝い」を収録したものです。小出国際雪合戦大会の映像もあり、魚沼市のPRになることを期待しています!
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